盆栽美術館に行ってきました。
- 店長 高村が行く 盆栽レポート。盆栽の満喫旅をお届けします!
- 高村雅子
- 盆栽妙 店長
- 更新日:2022/8/25
- 投稿日:2022/8/25
- ツーリズム
盆栽2大聖地のひとつ、大宮盆栽美術館に行ってきました!
2010年3月に埼玉県さいたま市に開館した大宮盆栽美術館。
埼玉のこの辺りは盆栽が盛んな地域なのですがご存知でしたか?
埼玉に住んでいても知らない人が意外と多いというこの盆栽美術館。
道中も胸が踊ります。
(JR宇都宮線「土呂駅」からは徒歩5分ほどだそう)
大宮駅からトータル20分ほどで美術館に行くことができます。
この辺りは「大宮盆栽村」と称されている埼玉でも有数の高級住宅地で、とにかく街並みがきれいです。
石畳の道の脇には立派な松の木や楓、梅などが街路樹として植えられ、灯篭なんかも立っていました。すでに街全体から懐かしい和の雰囲気が溢れていてとっても素敵な通りです。
外観はあまり目立ちはしない建物ですが、綺麗で落ち着いた雰囲気の美術館です。ロビーに入ると、豪華な盆栽が出迎えてくれました。
このお出迎え盆栽は、季節ごとに展示されるものが変わるようです。
私は3月と5月に訪れましたが、3月は梅、5月はエゴノキでした。
ロビーの南側には庭を一望できる窓ガラスがあり、早くお庭に出たい欲を掻き立てられます。
(お庭に出るためにはここを必ず通らなければなりません)
ここでは盆栽を閲覧する楽しみ方や実際に育てる楽しみ方、盆栽や盆栽村の歴史についてがパネル展示されています。
また、期間限定で入れ替わる旬もの盆栽の特別展示も一緒に見ることができちゃいます。
私が訪れた3月上旬には、花をつける盆栽の季節展が行われており、緑の中に桃色や黄色などの花をつけた、とても鮮やかな盆栽を楽しむことができました。
また、館内展示の奥には書院造など日本独自の間取りの中に盆栽が飾られていて、古くから培われてきた日本の美を感じることができます。
館内撮影禁止のため、写真が載せられず悔しいのですが…
お庭にはおよそ40点ほどもの立派な盆栽が飾られていて、のんびりお庭を一周しながら鑑賞を楽しむことができます。
有名どころの五葉松や黒松、楓などが多く、盆栽初心者さんから上級者の方まで十分見ごたえのある作品ばかりでした。
中には1メートルを大きく超えるような大きな作品もあり、改めてこの鉢の中に納まっているのが不思議だ……というくらい迫力のあるものも。
お客さんの中には外国人の方もちらほらいて、同じように日本文化を楽しんでいるご様子でした。
浅草もいいですが、ここ大宮盆栽美術館の方がよりダイレクトに日本文化に触れられるかもしれないですね♪
なお、残念ながらお庭も基本的に撮影禁止です。
ですが、竹垣で仕切られた一部は写真撮影OKというコーナーもありました。メインのものをここで紹介できないのが残念ですが、ぜひ実際に行って鑑賞してみてくださいね。
※ただし、2階のバルコニーからはお庭を上から一望できるとともに、2階からであれば写真撮影もOKでした!
お庭を鑑賞した後は、ぜひ2階に上がってみるのもお忘れなく。
そこでは盆栽美術館オリジナルの手ぬぐいや、美術館に飾られている盆栽の写真のポストカードなどが売られていました。
その中で、やたらと気になる商品が一点…
その名も「盆栽ダー!!」。
「盆栽」と「サイダー」をかけて「盆栽ダー」という、一言で言うとダジャレのご当地サイダーなのですが、店員さんに話を伺うと「松の葉のトゲトゲをイメージして、少しピリピリ感が強めのサイダーなんです」とのこと。
思わず気になって買って飲んでみましたが、確かに炭酸は少し強め…かな?笑
甘さは控えめで、スッキリした飲み心地が美味しいご当地サイダーでした♪
ちなみに少し調べてみると、開発チームの面白いページが出てきました。
開発秘話なども詳しく書かれていて、読んでいて楽しいページです。
さいたま市の地酒を盆栽ダー!!で割った「さいボール」という飲み物にも
力を入れているようで、とても気になります。
「盆栽ダー!!」や「さいボール」を買えるお店、飲めるお店の一覧なども載っているので、気になった方はぜひ遊びに行った時におみやげに買ってみてくださいね。
このお祭りでは、盆栽村のメインストリートを中心に盆栽や盆器の即売会が行われる催しで、全国各地から多くの盆栽愛好家が訪れるのだそうです。
ということで、私も今回(第31回)の大盆栽祭りに早速行ってみました!
盆栽村のメインストリートが多くの人でにぎわっていて、道行く人々は売られている盆栽を楽しそうに吟味しておりました。
売られているものは大きさも値段もピンからキリまで。
じっくり見て回れば、価値ある掘り出し物や運命の木々に出会えそうなお祭りです。
様々な種類の苗木なども多く売られていたので、園芸をやっている人や、盆栽に特別興味のない人でも十分楽しめると思います。
それから実際に盆栽を買う時に、売っている方にお話を伺えるのも即売会の大きな魅力ですよね。
水遣りのポイントや育て方のコツなどを、丁寧に教えてくださいました。
(しかもオマケで剪定もしてくれました)
交渉次第では負けてくれることも多いようですので、盆栽好きは絶対に外せないイベント間違いなしです。1年に1回というのが寂しいくらいのイベントですので、ぜひチャンスを逃さないよう、こちらの「大盆栽祭り」も要チェックしてみてくださいね?!
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?〒331-0804 埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
?Tel:048-780-2091
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?JR宇都宮線「土呂駅」東口下車 徒歩5分
?東武野田線「大宮公園駅」下車 徒歩10分
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?一般:300円
?高大生:150円
?小中学生:100円
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?3月?10月:AM9:00?PM4:30
?11月?2月:AM9:00?PM4:00
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?木曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
?展示替え期間
詳細はこちら→大宮盆栽美術館公式ホームページ
目次
- 大宮盆栽美術館
- 大宮から20分!
- 石畳の通りを抜け、もう少し行くと美術館に到着です
- 館内展示でお勉強
- いよいよお庭へ
- 盆栽ダー……?
- おまけ:大盆栽祭りにも行ってきました
1.大宮盆栽美術館
埼玉県さいたま市にある大宮盆栽美術館に行ってきました!2010年3月に埼玉県さいたま市に開館した大宮盆栽美術館。
埼玉のこの辺りは盆栽が盛んな地域なのですがご存知でしたか?
埼玉に住んでいても知らない人が意外と多いというこの盆栽美術館。
道中も胸が踊ります。
2.大宮から20分!
場所は東武野田線の「大宮公園駅」から徒歩で約10分。(JR宇都宮線「土呂駅」からは徒歩5分ほどだそう)
大宮駅からトータル20分ほどで美術館に行くことができます。
この辺りは「大宮盆栽村」と称されている埼玉でも有数の高級住宅地で、とにかく街並みがきれいです。
石畳の道の脇には立派な松の木や楓、梅などが街路樹として植えられ、灯篭なんかも立っていました。すでに街全体から懐かしい和の雰囲気が溢れていてとっても素敵な通りです。
3.石畳の通りを抜け、もう少し行くと美術館に到着です
外観はあまり目立ちはしない建物ですが、綺麗で落ち着いた雰囲気の美術館です。ロビーに入ると、豪華な盆栽が出迎えてくれました。
このお出迎え盆栽は、季節ごとに展示されるものが変わるようです。
私は3月と5月に訪れましたが、3月は梅、5月はエゴノキでした。
ロビーの南側には庭を一望できる窓ガラスがあり、早くお庭に出たい欲を掻き立てられます。
4.館内展示でお勉強
お庭に出る前に、館内の常設展を閲覧しました!(お庭に出るためにはここを必ず通らなければなりません)
ここでは盆栽を閲覧する楽しみ方や実際に育てる楽しみ方、盆栽や盆栽村の歴史についてがパネル展示されています。
また、期間限定で入れ替わる旬もの盆栽の特別展示も一緒に見ることができちゃいます。
私が訪れた3月上旬には、花をつける盆栽の季節展が行われており、緑の中に桃色や黄色などの花をつけた、とても鮮やかな盆栽を楽しむことができました。
また、館内展示の奥には書院造など日本独自の間取りの中に盆栽が飾られていて、古くから培われてきた日本の美を感じることができます。
館内撮影禁止のため、写真が載せられず悔しいのですが…
5.いよいよお庭へ
館内展示を抜けると、そのままお庭に出られます。お庭にはおよそ40点ほどもの立派な盆栽が飾られていて、のんびりお庭を一周しながら鑑賞を楽しむことができます。
有名どころの五葉松や黒松、楓などが多く、盆栽初心者さんから上級者の方まで十分見ごたえのある作品ばかりでした。
中には1メートルを大きく超えるような大きな作品もあり、改めてこの鉢の中に納まっているのが不思議だ……というくらい迫力のあるものも。
お客さんの中には外国人の方もちらほらいて、同じように日本文化を楽しんでいるご様子でした。
浅草もいいですが、ここ大宮盆栽美術館の方がよりダイレクトに日本文化に触れられるかもしれないですね♪
なお、残念ながらお庭も基本的に撮影禁止です。
ですが、竹垣で仕切られた一部は写真撮影OKというコーナーもありました。メインのものをここで紹介できないのが残念ですが、ぜひ実際に行って鑑賞してみてくださいね。
※ただし、2階のバルコニーからはお庭を上から一望できるとともに、2階からであれば写真撮影もOKでした!
お庭を鑑賞した後は、ぜひ2階に上がってみるのもお忘れなく。
6.盆栽ダー……?
美術館には、小さいおみやげコーナーもありました。そこでは盆栽美術館オリジナルの手ぬぐいや、美術館に飾られている盆栽の写真のポストカードなどが売られていました。
その中で、やたらと気になる商品が一点…
その名も「盆栽ダー!!」。
「盆栽」と「サイダー」をかけて「盆栽ダー」という、一言で言うとダジャレのご当地サイダーなのですが、店員さんに話を伺うと「松の葉のトゲトゲをイメージして、少しピリピリ感が強めのサイダーなんです」とのこと。
思わず気になって買って飲んでみましたが、確かに炭酸は少し強め…かな?笑
甘さは控えめで、スッキリした飲み心地が美味しいご当地サイダーでした♪
ちなみに少し調べてみると、開発チームの面白いページが出てきました。
開発秘話なども詳しく書かれていて、読んでいて楽しいページです。
さいたま市の地酒を盆栽ダー!!で割った「さいボール」という飲み物にも
力を入れているようで、とても気になります。
「盆栽ダー!!」や「さいボール」を買えるお店、飲めるお店の一覧なども載っているので、気になった方はぜひ遊びに行った時におみやげに買ってみてくださいね。
7.おまけ:大盆栽祭りにも行ってきました
大宮盆栽村では、毎年5月のGWの時期に「大盆栽祭り」なるものを開催しているとのこと。このお祭りでは、盆栽村のメインストリートを中心に盆栽や盆器の即売会が行われる催しで、全国各地から多くの盆栽愛好家が訪れるのだそうです。
ということで、私も今回(第31回)の大盆栽祭りに早速行ってみました!
盆栽村のメインストリートが多くの人でにぎわっていて、道行く人々は売られている盆栽を楽しそうに吟味しておりました。
売られているものは大きさも値段もピンからキリまで。
じっくり見て回れば、価値ある掘り出し物や運命の木々に出会えそうなお祭りです。
様々な種類の苗木なども多く売られていたので、園芸をやっている人や、盆栽に特別興味のない人でも十分楽しめると思います。
それから実際に盆栽を買う時に、売っている方にお話を伺えるのも即売会の大きな魅力ですよね。
水遣りのポイントや育て方のコツなどを、丁寧に教えてくださいました。
(しかもオマケで剪定もしてくれました)
交渉次第では負けてくれることも多いようですので、盆栽好きは絶対に外せないイベント間違いなしです。1年に1回というのが寂しいくらいのイベントですので、ぜひチャンスを逃さないよう、こちらの「大盆栽祭り」も要チェックしてみてくださいね?!
?
Data
大宮盆栽美術館?〒331-0804 埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
?Tel:048-780-2091
?
アクセス
?JR宇都宮線「土呂駅」東口下車 徒歩5分
?東武野田線「大宮公園駅」下車 徒歩10分
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観覧料
?一般:300円
?高大生:150円
?小中学生:100円
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開館時間
?3月?10月:AM9:00?PM4:30
?11月?2月:AM9:00?PM4:00
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休館日
?木曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
?展示替え期間
詳細はこちら→大宮盆栽美術館公式ホームページ
この記事を書いた人
- 高村雅子
- 盆栽妙の店長 盆栽家。三重県鈴鹿の田舎生まれ。大学進学を機に大阪に出て卒業後は秘書として企業で働く。結婚して退職、子育てに奮闘。子供も大きくなり、自分の時間が持てるようになったので、かねてより大好きだった植物をもっと勉強するべく、盆栽の世界へ踏み入ることに。同郷の盆栽職人 太田重幸に師事し、盆栽の奥深さを修行した後、自宅で教室を開業。2007年にインターネット盆栽販売店 盆栽妙をオープンし、盆栽メルマガ登録数日本一に。盆栽はじめるサポートに日々奮闘中。
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