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伊予みずき園 曽我部勇

第二の人生を 盆栽に捧げる
高村雅子
高村雅子
盆栽妙 店長
  • 更新日:2022/8/28
  • 投稿日:2022/8/28
  1. 職人
伊予みずき園 曽我部勇

好きが高じて盆栽園主に

園主の曽我部勇さんはもともとは鉄工所を経営されており、盆栽は趣味として楽しんでおられました。60才で仕事を引退した後、第二の人生を盆栽のプロとして生きる決意を固め今では赤石五葉松の生産者として活躍されています。
もともと仕事をしながら、趣味としてはじめた盆栽でしたが、その奥深さを知り、生涯を掛けて道を極めたいと思うようになりました。
作る技術はもちろんですが、素材を見抜く目が長年愛好家を続けてきた曽我部さんにはありました。ダイヤモンドの原石を見つけ出し、高い技術で仕上げた盆栽が、園内には所狭しとならんでいます。

樹種選びや樹形づくりに光るセンス

この地の生産者は五葉松の産地なこともあり、松を中心に生産しているところが多いですが、曽我部さんは元々盆栽愛好家、様々な樹種を扱っておりこの地のプロとしては異色の園内模様です。また、盆栽づくりの発想も面白く、見たことのないような作りの松もあります。
愛媛県で産出される紅簾石など庭石もいくつか置かれていました。奇妙な形を楽しむ文化は盆栽にも似通ったものがあります。

モノづくり人生の集大成

伊予みずき園には、盆栽はセンスが大事と言い切る曽我部さんに説得力をもたせる盆栽が数多く見られます。
鉄工所の経営者としてモノづくりに携わってきた曽我部さん。盆栽の産地の園主としては異色の経歴です。その精神は盆栽づくりにも活かされているような気がします。
熟練の技と情熱、なにより盆栽を好きな気持ちが詰まった伊予みずき園にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

伊予みずき園 曽我部勇

真伊予みずき園 曽我部勇

住所
愛媛県四国中央市土居町上野甲1416-6

この記事を書いた人

高村雅子
高村雅子
盆栽妙の店長 盆栽家。三重県鈴鹿の田舎生まれ。大学進学を機に大阪に出て卒業後は秘書として企業で働く。結婚して退職、子育てに奮闘。子供も大きくなり、自分の時間が持てるようになったので、かねてより大好きだった植物をもっと勉強するべく、盆栽の世界へ踏み入ることに。同郷の盆栽職人 太田重幸に師事し、盆栽の奥深さを修行した後、自宅で教室を開業。2007年にインターネット盆栽販売店 盆栽妙をオープンし、盆栽メルマガ登録数日本一に。盆栽はじめるサポートに日々奮闘中。

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  • 四国中央市
  • 赤石五葉松
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